【2021年度版の「コロナ禍における不安・困りごとアンケート」の調査結果を公開しました】
 5月22日から6月19日にかけて「新型コロナウイルス感染拡大に伴うハイリスク児・者家族(医療的ケア児・難病児・重症心身障害児等)の不安・困りごとアンケート」を実施し、計106名から回答を受付け、最終集計結果を取りまとめました。
1年前(1回目の緊急事態宣言時)のアンケート調査時と同様に、「保護者感染時の当事者本人(ハイリスク児・者)の預け先の確保」に不安を感じている人が多く(75.5%)、主な介助者である保護者のワクチン接種について、68.9%の人が「優先的またはなるべく早く接種したい」と回答しました。
 
▼アンケート調査結果資料のフルバージョンはウイングスのホームページからダウンロードできます。
※勉強会やシンポジウム等で利用する際は、事前にご相談ください。
※個人のブログやSNSに転載する際は、出典元(クレジット)の表記「ウイングス」または「ウイングス医療的ケア児などのがんばる子どもと家族を支える会」または「Wings」を必ず表示してください。
※営利目的での利用は禁止します。
 
<<結果概要>>
◆1回目の緊急事態宣言時と比較して、不安感が継続または強くなっている人は69.8%、孤独感が継続または強くなっている人は50.9%
◆前回調査に引続き、最も不安なことは「保護者感染時の当事者本人の預け先の確保」75.5%
◆前回調査と比較して、家庭内感染や面会制限・付添い制限に関する不安・困りごとの割合が増加
◆感染拡大によって、現在もサービスの利用を中止・中断・制限している割合は53.8%
◆現在でも16.0%が医療型短期入所を、6.6%が通院・訪問看護の利用を中止・中断している
◆現在でもサービスの利用を中止・中断している理由は、当事者本人の感染リスク抑制が31.1%
◆当事者本人のワクチン接種について、64.2%が「主治医等の意見を聞いてから判断したい」
◆主な介助者のワクチン接種について、68.9%が「優先的またはなるべく早く接種したい」
◆新型コロナに関して信頼して活用できる情報源の上位は、主治医が93.4%、看護師が54.7%

新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療的ケア児・難病児・重症心身障害児等のハイリスク児家族の不安・困りごとアンケート調査を実施しました

 

◆アンケート要項◆

 

①テーマ:

 「医療的ケア児・難病児・重症心身障害児等のハイリスク児・者の家族の方が、新型コロナウイルス感染拡大に関して、いま不安に思っていることや困っていること」

②期日:
 2020年4月8日(水)23:59(第1次締切)
 2020年4月11日(土)23:59(第2次締切)
 ※2020年4月15日(水)2:00で一旦受付を終了しました。
  2020年4月18日(土)0:00~2020年4月19日(日)24:00に、親の会限定で再募集しました。

③対象者:
 医療的ケア児・難病児・重症心身障害児等のハイリスク児・者の家族
(※現在、成人されている方も含みます。)

④目的
 いただいた回答を取りまとめて、厚生労働省等の行政機関や、マスメディア等に提供を予定しています。
 また、ウイングスのWEBサイトやSNS(Facebook、Instagram等)でも情報発信を予定しています。
◆アンケートの最終集計結果◆
こちらからダウンロードできます。資料を勉強会やシンポジウム等で使用する場合は、事前にご連絡ください。

https://www.dropbox.com/s/9cncglnkn72i6zi/20200423_%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E4%B8%8D%E5%AE%89%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88%E7%B5%90%E6%9E%9C%EF%BC%88%E6%9C%80%E7%B5%82%E9%9B%86%E8%A8%88%EF%BC%89v2.4.pdf?dl=0